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オフロードタイヤの種類やメリットを解説!オススメのメーカーは?

タイヤコラム
2025.04.08

オフロードタイヤ 種類①

オフロードを走るなら、路面状況に適したタイヤ選びが重要です。

オフロードタイヤには「ラギッドテレーン(R/T)」「ハイウェイテレーン(H/T)」「オールテレーン(A/T)」「マッドテレーン(M/T)」などの種類があり、それぞれ特徴や適したシーンが異なります。グリップ力や耐久性、デザイン性の違いを知ることで、自分の用途に最適なタイヤを選べるでしょう。

 

さらに、費用を抑えるコツやオススメのメーカーについても解説します。オフロード走行を快適にするために、最適なタイヤを見つけてみてください。 

 

オフロードタイヤはどんなタイヤ? 

オフロードタイヤは、その名のとおり未舗装路や悪路を走行するときに力を発揮するよう設計されたタイヤです。普通のタイヤと比べると溝が深く、路面をしっかりつかむためのパターンが刻まれている点が大きな特徴となっています。

砂利道やぬかるんだ道、岩場などでは地面への食いつきが非常に重要ですが、オフロードタイヤはこうした環境下で安定感を得やすい構造です。さらに、サイドウォールと呼ばれる側面が強化されている製品も多いため、岩や木の根など障害物の多い道でも傷つきにくく、安心して走行できます。

 

一方、普通のアスファルト道路では独特の走行音や燃費低下といったデメリットが出ることもあるものの、車をアウトドアに利用する人にとっては、オフロードタイヤがもたらす走破性やデザイン性のメリットが非常に魅力的です。また、オフロードタイヤと一口に言っても種類は多様で、主に走る路面や目的によって選ぶべきモデルが変わります。

たとえば「オフロード感を演出したいけれど、ほとんど街乗りが中心」という人と「あまり人が入らない山道を走ることが多い」という人では、理想的なタイヤ選びがまったく違うのです。 

 

オフロードタイヤの種類 

オフロードタイヤには、走行路面の特徴や目的に応じて複数のバリエーションが存在します。

たとえば「主に砂利道やぬかるんだ路面を走るのか、オンロードもある程度意識するのか」など、ニーズによって適したモデルが異なるため、ここでは代表的なタイプを挙げ、それぞれの特徴やメリット・デメリットを順番に解説します。 

 

ラギッドテレーン(R/T) 

ラギッドテレーンは、オールテレーンとマッドテレーンの中間に位置づけられるタイヤとして人気を集めています。

ロックパターンがしっかり刻まれており、オフロードらしい見た目を演出できる一方で、過酷な悪路専用というよりはオンロードの快適性にも配慮されているのが特徴です。

 

泥の多い道や砂地での走破力はマッドテレーンに及ばない面もありますが、市街地や高速道路での安定性は高く、平日は街乗り、週末にはアウトドアへ出かけるといったライフスタイルにぴったりでしょう。見た目の迫力を重視する人にとっても、ドレスアップとしてR/Tを選ぶケースが増えています。 

 

ハイウェイテレーン(H/T) 

ハイウェイテレーンは、その名のとおり高速道路などの舗装路での使用を想定して開発されたタイヤです。オフロードタイヤと分類されることもありますが、ブロックパターンはそこまで大きくなく、静粛性や燃費性能を重視した構造が特徴的です。

 

SUVに純正装着される例も多く、泥道や岩場など過酷な路面を頻繁に走らない人には扱いやすいタイプといえるでしょう。ただし、マッドテレーンほどのグリップや強靭さは期待できないため、本格的なオフロードを楽しみたい場合には少し物足りないかもしれません。反対に「普段は舗装路を中心に走るけれど、アウトドアで多少の砂利道に入ることがある」というユーザーには、燃費と乗り心地のバランスを取る上でオススメできます。 

 

オールテレーン(A/T) 

オールテレーンは、オンロードとオフロードの両方にある程度対応できる万能型として知られています。溝の深さやブロックパターンはハイウェイテレーンよりも力強く、砂利道や軽い泥道にも比較的対応しやすい作りです。

 

一方で、マッドテレーンほどの強烈なブロック形状ではないため、オンロードでの走行音や燃費の悪化をある程度抑えられます。家族でキャンプやアウトドアレジャーを楽しむ人にとっては、万能さが魅力的ですし、「オフロード感のある見た目が欲しいけれど、そこまでハードな道は走らない」というユーザーにも人気があります。外観の迫力と日常の使いやすさを両立できる点が、オールテレーンの大きな特長といえるでしょう。 

 

マッドテレーン(M/T) 

マッドテレーンは、泥やぬかるんだ路面でのグリップ性能を最優先に考慮して設計されています。トレッドパターンが大きく深いため、泥を排出しながら優れたトラクションを確保できる構造です。サイドウォールも頑丈なものが多く、岩場や木の根が多い林道などでも頼れる存在になります。

 

その代償として、舗装路では走行音が大きく、燃費が悪化しやすいなどのデメリットがあります。マッドテレーンを選ぶ人はワイルドなデザインや本格的なオフロード走行を重視することが多いため、オンロード中心のユーザーには扱いにくいかもしれません。とはいえ、道なき道を切り開くような冒険的な使い方をするならば、マッドテレーンほど頼もしいパートナーはないでしょう。 

 

オフロードタイヤのメリット 

オフロードタイヤ 種類②

オフロードタイヤを装着することは、単に泥道や岩場を走るためだけの選択ではありません。

多くのユーザーがその高いグリップ力や力強い見た目に魅了されているのが現状です。ここでは、実際にオフロードタイヤを装着することで得られる具体的なメリットを紹介します。 

 

グリップ力 

オフロードタイヤの大きなメリットは、何といっても高いグリップ力にあります。

普通のタイヤではスタックしてしまいそうな砂利道や泥道でも、オフロードタイヤなら比較的簡単に脱出できるケースが多いです。これは溝が深いだけでなく、ゴムの配合やサイドウォールの剛性が強化されているため、路面との接地力が高まっているからです。急斜面や雨上がりのぬかるんだ林道を走行するときは、その実力を存分に感じられるでしょう。

アウトドアスポットへ安全かつスムーズにアクセスできるようになれば、家族や仲間との思い出づくりも充実しますし、秘境のような場所にも挑戦する楽しみが増します。もっとも、オンロードではオフロードタイヤ特有のブロックパターンが燃費やロードノイズに影響を与えることは否めません。

 

しかしながら、運転スタイルやメンテナンス次第である程度は抑えられる場合もあります。グリップ性能を優先する分、乗り心地や燃費にどこまで妥協できるかを考えておくと、より満足のいく選択につながるでしょう。 

 

見た目 

街中ですれ違うSUVや4WD車で、無骨なオフロードタイヤを装着していると、思わず目が行ってしまうことがあります。それくらい力強いブロックパターンは独特の存在感を放ちますし、車全体をアクティブに演出してくれるのです。ドレスアップ目的でオフロードタイヤを選ぶ人が増えているのも、この視覚的なインパクトが理由の一つと言えるでしょう。

 

アウトドアやアクティブな印象が好きな方にとっては、オフロード仕様のゴツゴツしたタイヤが大変魅力的に映ります。SNSで愛車を紹介する際にも注目度が高く、キャンプやサーフィンなどのアクティビティと組み合わせると、その雰囲気をさらに盛り上げてくれます。街乗りが中心であっても、見た目の迫力によって運転する楽しさが増すと感じる人は少なくありません。 

 

オフロードタイヤの費用を抑えるコツ 

オフロードタイヤは構造が頑丈である分、一般的なタイヤよりも価格帯が高めに設定されていることが多いです。

らに、高性能モデルほどロードノイズの軽減や長寿命化などが期待できる一方で、値段も上がってしまいがちです。「せっかくなら良いものを履かせたいけれど費用が心配」という人も多いのではないでしょうか。ここからは、出費を抑えつつ満足度の高い買い物をするための具体的な方法を紹介します。 

 

オンライン購入をする 

近年では、ネット通販でオフロードタイヤを購入する人が増えています。ネットならではのセール価格や割引クーポンを活用すると、実店舗よりも安く手に入る場合が多いからです。

しかも、多くの通販サイトでは複数の店舗が販売しており品揃えが豊富なため、ブランドやサイズごとの価格を簡単に比較できます。相場を把握するのにも便利なので、まずはいくつかのサイトを見てみるとよいでしょう。

 

ただし、オンラインでタイヤを購入する際は、取り付け作業をどうするかをあらかじめ考えておく必要があります。車の整備に慣れていない場合、ショップやディーラーに持ち込む手間と工賃が追加でかかるかもしれません。それでも、ネット注文を近隣の提携工場へ直送できるサービスや「持ち込み取り付けOK」の店舗があれば、そこまで大きな負担にはならないでしょう。工賃を含めても、十分にお得になる可能性があるので、利用できる選択肢を事前に調べておくのがオススメです。 

 

セール情報やキャンペーンを活用する 

メーカーや通販サイトでは、タイヤの需要が高まる春先や秋口などに合わせてセールを実施することがよくあります。会員登録者向けのクーポンやポイントアップ企画など、うまく活用すればかなりコストを抑えられるのも魅力です。

セール情報は公式サイトやSNS、メールマガジンなどで事前に告知される場合が多いので、気になるメーカーやショップがあるならフォローしておくと良いでしょう。思わぬタイミングで高性能モデルを安く買えるチャンスに巡り合うかもしれません。 

 

メンテナンス費用も踏まえたトータルコストで選ぶ 

タイヤ選びで大切なのは、購入時の価格だけではなく、その後のメンテナンス費用や交換サイクルも考慮することです。

オフロードタイヤはブロックパターンが大きく、摩耗の仕方や走行音の影響を受けやすい傾向があります。定期的なローテーションや空気圧管理を怠ると、寿命が短くなって買い替えサイクルが早まり、かえって割高になってしまうこともあるでしょう。

 

逆に、基本的なケアをしっかり行うことで交換時期を先延ばしできれば、長期的にはお得になります。購入する段階でやや予算を割いてでも、頑丈なモデルや保証が充実したメーカーを選ぶと、結果的にコストを抑えられる場合もあるのです。

空気圧やローテーション、ホイールバランスなどをこまめに点検するだけでも、走行性能や安全性を高められますし、タイヤの寿命を大幅に伸ばせるケースがあります。 

 

オフロードタイヤを扱うオススメのメーカー

オフロードタイヤ 種類③ 

オフロードタイヤは、各メーカーが独自の技術やデザインコンセプトを打ち出しているため、ユーザーにとってはバリエーションが豊富なのが魅力です。

一方で「どこを選べばいいのかわからない」という声も少なくありません。ここでは、代表的なメーカーとそれぞれの強みを簡単にまとめます。 

 

GOODYEAR 

GOODYEARは、世界的に知名度の高いタイヤブランドとして、多くのユーザーに選ばれてきました。

オフロードモデルでも、アメリカの広大な大地で培ったノウハウを活かし、泥や砂地など多様な路面で性能を発揮するラインナップを用意しています。硬い路面にも柔らかい路面にも対応しやすいオールテレーンや、深い溝を持つマッドテレーンなどカテゴリーごとに明確なコンセプトがあるため、走行スタイルに合わせて選びやすいでしょう。 

 

BRIDGESTONE 

BRIDGESTONEは、日本が誇る大手メーカーとして、品質や信頼性に優れています。

オフロードタイヤでも、高度なゴム配合技術や溝形状の設計力が活かされており、過酷な路面でも優れたグリップ力を発揮するモデルがそろっています。雪道や雨の日に対応しやすいタイプもあるため、オールシーズンで安心して走りたい人にとって注目度が高いブランドです。国内での流通やサポート体制が整っている点も、長く使う上での大きなメリットです。 

 

DUNLOP 

DUNLOPはモータースポーツの分野で実績が豊富で、その経験を市販タイヤにもフィードバックしています。

オフロードカテゴリーでは耐久性やトラクション性能に優れたモデルが多く、林道や山道での走行を想定したSUVや4WD車に適した製品が見つかりやすいでしょう。価格帯も幅広く、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって候補に入れやすいメーカーです。 

 

YOKOHAMA 

YOKOHAMAのオフロードタイヤは、アジア各地の多様な路面環境でテストされていて、安定したグリップ力が評価されています。

スタイリッシュなパターンを採用しているモデルも多く、見た目を重視するカスタム好きのユーザーに好評です。オンロードの静粛性とオフロードの走破性をうまく両立した製品があり、通勤や買い物で車を使いつつ週末はアウトドアに出かけるような、ハイブリッドなライフスタイルにも対応しやすい点が魅力でしょう。 

 

TOYO TIRES 

TOYO TIRESは、独自のパターンデザインとゴム配合技術によって他メーカーとの差別化を図っています。

オフロードタイヤでは、ロードノイズ低減とグリップ力向上のバランスを追求しており、どちらも妥協できないユーザーのニーズに応えるモデルを数多く展開しています。シャープなサイドウォールのデザインなど、見た目へのこだわりも強いため、ワイルドな雰囲気をしっかり楽しみたい方に人気があります。やや価格が高めの傾向はありますが、それに見合う品質と耐久性を提供していることから、コストをかける価値があると感じるユーザーも少なくありません。

 

BFGoodrich 

BFGoodrichは、オフロードタイヤの歴史的ブランドであり、A/T(All-Terrain T/A)や M/T(Mud-Terrain T/A)などの名作を生み出してきました。

過酷なレースシーンで培った技術力は折り紙付きで、ワイルドな見た目と高い耐久性を両立しています。 

 

FALKEN 

FALKENはモータースポーツの経験を活かし、高いグリップ性能を発揮するモデルを展開しています。

近年は A/T や M/T だけでなく、R/T に近いコンセプトの製品も登場しており、デザイン性も評価されています。比較的コストパフォーマンスに優れた商品も多いのが特徴です。 

 

メーカーごとに得意分野や強みが異なるので、車の使用シーンや路面環境に合わせて商品を検討すれば、失敗を避けやすくなります。

実店舗で実物を確かめるのも良いですし、オンラインショップの口コミやレビューを参考にするのもオススメです。オフロードタイヤは、単なる消耗品ではなく車の見た目や走りを大きく左右するパーツですから、ぜひ自分の用途に合った一品をじっくりと見極めてみてください。 

 

まとめ:オフロードタイヤは最適な種類を選ぼう 

マッドテレーン(M/T)は、泥やぬかるんだ路面での走破性を最優先に考えて設計されたオフロードタイヤです。

深く刻まれたトレッドパターンが特徴で、泥を排出しながら強力なグリップを確保します。そのため、林道や岩場、急斜面など過酷な環境下でも安定した走行が期待できるでしょう。

 

一方で、舗装路では走行音の大きさや燃費の悪化がデメリットになるため、本格的なオフロード走行を好むユーザーに特に向いています。見た目のワイルドさも魅力的なため、車のカスタム要素としてマッドテレーンを選ぶ人も少なくありません。このように、一口にオフロードタイヤといっても走り方や重視するポイントによって選択肢は多彩です。普段の使い方や求めるデザインを明確にし、それに合ったタイプを選ぶことで、満足度が格段に上がります。

 

すでにアウトドアやキャンプが好きな人にとってはもちろん、「街乗りでの見た目にこだわりたい」「休日はちょっとした冒険に出かけたい」といった方にも、オフロードタイヤは新たな楽しみを提供してくれるはずです。