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ヴェゼルのタイヤサイズを解説!安全&快適を叶える選び方や交換方法も紹介

タイヤコラム
2025.06.04

ヴェゼル-タイヤサイズ①

「愛車のヴェゼルに合ったタイヤサイズを知りたい」「インチアップに挑戦して走りの幅を広げたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか。SUVとしてのスタイリッシュなデザインと使い勝手の良さが魅力のヴェゼルですが、タイヤのサイズ選びやメーカー選定を誤ると燃費の低下や乗り心地の悪化など、思わぬトラブルにつながることがあります。

そこで本記事では、ヴェゼルの純正タイヤサイズや年式・グレード別の一覧、インチアップ・インチダウンの基礎知識やインチ別の特徴まで解説していきます。

 

ヴェゼルの純正タイヤサイズと年式・グレード別一覧

ホンダヴェゼルのタイヤサイズは、年式やグレードによって異なります。

以下に、主要なモデルのタイヤサイズを表形式でまとめています。

年式・型式 グレード 駆動方式 タイヤサイズ ホイールサイズ
2021年~(RV系) e:HEV X / G FF / 4WD 215/60R16 16×7J
2021年~(RV系) e:HEV Z / PLaY FF / 4WD 225/50R18 18×7.5J
2013~2021年(RU系) G / X / ハイブリッドX FF / 4WD 215/60R16 16×7J
2013~2021年(RU系) ハイブリッドRS / RS FF 225/50R18 18×7.5J
2013~2021年(RU系) 一部グレード FF / 4WD 215/55R17 17×7J

 

インチアップ・インチダウンの基礎知識

ヴェゼル-タイヤサイズ②

インチアップ・インチダウンは見た目や乗り味を変化させる手段ですが、外径の許容範囲やロードインデックスのルールを守らないと車検に通らない場合もあります。

以下の項目で、メリット・デメリットや注意点を確認しましょう。

 

インチアップのメリット・デメリット

インチアップはホイールが大きくなることで見た目がスポーティになり、ハンドリングのダイレクト感を得やすい一方、タイヤの偏平率が低下して衝撃吸収性は下がります。

また、ロードノイズが増えたり燃費が悪化したりするリスクもあるため、外径やロードインデックスを考慮しながら選ぶことが大切です。

 

インチダウンのメリット・デメリット

インチダウンではタイヤの厚みが増え、乗り心地が柔らかくなる傾向があります。

価格が抑えられるケースも多い反面、デザイン面で見栄えが落ちる可能性があるほか、ブレーキキャリパーなどとの干渉にも注意が必要です。外径が純正とかけ離れると車検に通らない場合もあるため、適合サイズをしっかり確認しましょう。

 

サイズ選定と外径許容範囲の重要性

ロードインデックスや速度記号の条件を満たしていても、外径が大きく変わると操縦安定性に悪影響を及ぼします。

純正サイズからの誤差を最小限に抑えつつ、見た目と実用性を両立することがインチ変更の成功のカギです。

 

インチ別の特徴と選ぶ際のポイント

ヴェゼル-タイヤサイズ③

ヴェゼルの場合、純正では16インチ・17インチを中心に採用しているグレードが多く、上位モデルやカスタマイズ志向の方には18インチが選ばれるケースもあります。

ここではサマータイヤとスタッドレスタイヤの両方について、インチ数ごとの特徴や選ぶ際のポイントを解説していきます。

 

16インチタイヤのオススメポイント

16インチは純正サイズとして幅広いグレードで使われていることから、選択肢も豊富です。比較的偏平率が高くなるため、乗り心地の良さやロードノイズの少なさが期待できます。

街乗りや高速道路での移動が中心の方には、燃費性能や静粛性を重視したモデルを選ぶと快適に走れるでしょう。さらにタイヤ価格も手ごろなものが多く、交換コストを抑えたいユーザーに適しています。

 

17インチタイヤのオススメポイント

17インチは、ヴェゼルの中でもややスポーティなグレードに採用されていることが多く、見た目の印象を少し変えたい方やハンドリングを重視したい方に向いています。偏平率が16インチより低くなるためコーナリング時の安定感やレスポンスが向上し、高速域でも安心感が得られやすいでしょう。

ただし、16インチよりは乗り心地が硬めになる傾向があるため、静粛性や快適性とのバランスを考えつつ選ぶことが大切です。

 

18インチタイヤのオススメポイント

18インチのタイヤは、ホイールの大径化によってデザイン性が一段と際立ちます。スポーティかつ迫力のあるスタイリングを求める方に人気があり、見た目の印象を大きく変えたい人には最適な選択肢です。

ただし、路面からの衝撃がダイレクトに伝わりやすくなる傾向があるため、コンフォート性能がしっかりしているタイヤを選ぶと良いでしょう。サマータイヤ・スタッドレスタイヤともに選択肢は増えているものの、16インチや17インチに比べると価格帯が高くなることが多い点には留意が必要です。

 

ロードインデックス・空気圧・車検適合の注意点

ロードインデックス(耐荷重指数)は、SUVのように車重や積載が多い車では特に重要な項目です。

また、空気圧不足や外径の過度な変更は車検非適合や走行トラブルにつながるおそれがあるため注意が必要です。

 

ロードインデックスを理解するメリット

ロードインデックスが不足すると、タイヤが想定以上の荷重に耐えられず安全面に問題が生じます。

純正サイズのロードインデックスを参考に、同等かそれ以上の強度を持つタイヤを選ぶことで安心感を高められます。

 

空気圧管理の重要性

空気圧が適正でないと、燃費が悪化したり摩耗が偏ったりする可能性があります。

特に高速道路を多用する場合、バーストリスクにもつながりやすいため、こまめにチェックして適正値を維持しましょう。

 

車検適合の範囲と外径の確認

外径が純正サイズから大きく逸脱するとスピードメーターの数値が実際の速度と合わなくなることがあり、車検に通らない原因になります。

インチアップやインチダウンを行う際には、公的機関が示す許容範囲内に収まるようにサイズを検討しましょう。

 

タイヤ交換と購入方法の選択肢

タイヤ交換は「どこで行うか」「どんな方法で購入するか」によって、費用も手間も大きく変わります。

ここでは代表的な方法を挙げ、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

ディーラーで交換する場合

ディーラーでの交換は、整備記録が一元管理されていたり、純正部品やメーカー推奨タイヤを直接取り扱っていたりするため、安心感が高いのが魅力です。その一方で、工賃やタイヤ本体の価格が割高になる傾向があります。ただ、新車購入時の下取りサービスやアフターサポートを考慮すると、トータルでお得になるケースもあるので、見積もりを比較してみると良いでしょう。

 

カー用品店や専門店で交換する場合

カー用品店や専門店では、各メーカーの豊富な在庫やセール品が手に入りやすいメリットがあります。店員がタイヤの専門知識を持っていることも多く、初心者でも的確なアドバイスを受けられるでしょう。

キャンペーン期間中は、工賃値引きやポイント還元などのサービスを受けられることもあります。ただし、店舗によっては作業の混雑状況によって待ち時間が長くなることがあるため、事前予約をしておくとスムーズです。

 

ネット通販+持ち込み交換

近年はネット通販でタイヤを安く購入し、近所の整備工場やガソリンスタンドに持ち込んで交換してもらう方が増えています。この方法はタイヤ本体の価格が比較的リーズナブルになりやすい一方、持ち込み交換を受け付けてくれる店舗の有無を事前に調べる必要があります。

また、送料や持ち込み交換費用を合わせるとトータルで高くつく場合もあるため、事前にいくつかの候補を比べてみることが大切です。

 

DIY交換

ホイールセットの場合、自分でタイヤ交換を行う方もいらっしゃいますが、ジャッキアップやホイールナットの締め付けトルク管理など、知識と技術が必要になります。作業場所が確保できないと安全に作業できないですし、万一のミスで走行中にトラブルを招くリスクもあります。

費用面では工賃がかからないメリットがありますが、しっかりした工具を揃えたり、定期的にメンテナンスを行ったりする手間を考慮すると、初心者がいきなり挑戦するのはオススメしません。

 

費用相場と失敗しない見積もりのポイント

タイヤ交換の費用は本体価格だけではなく、交換工賃・バランス調整・廃タイヤ処理代などが加わるため思ったより高額になりがちです。

ここではそれぞれの項目や、上手に見積もりをとるコツを解説します。

 

費用の内訳を押さえる

タイヤ本体の料金に加え、1本あたりの工賃や廃タイヤ処理費用がどう変動するかを理解することで、予算立てがしやすくなります。

店舗やサービスによって価格設定が異なる点にも注意が必要です。

 

見積もり比較のポイント

複数の店舗で見積もりをとる場合は、製造年や保証内容、交換後のアフターサービスも合わせて比較しましょう。

キャンペーン期間やセール時期に依頼すると、割引やポイント還元でお得になるケースもあります。

 

シーズンやセール時期の活用

スタッドレスタイヤの需要が高まる冬前や、長距離ドライブが増える連休前などは多くの店舗がセールやキャンペーンを実施します。計画的にタイミングを狙うことで費用を抑えつつ、品質やサポート面でも満足できる選択がしやすくなります。

 

まとめ:タイヤ選びは純正サイズを知ることから始めよう

ここまで、ヴェゼルの純正タイヤサイズやインチアップ・インチダウンの基礎、インチ数別の特徴と交換時の注意点までを一通り解説してきました。まずは純正サイズを基準に、どんな走りや見た目を求めるかを明確にすると同時に、ロードインデックスや静粛性、価格面などのバランスを考えてタイヤを選ぶのが大切です。

購入先としてはディーラーやカー用品店、専門店、ネット通販など複数の選択肢があり、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて自分に合った方法を検討しましょう。